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非情な宣告でした

またまた前回の続きです。




それは忘れもしない電話でした。

病院の診断結果をグループホームの職員の方からでした。

おばさんは足が悪いこともあり グループホーム内の自分の部屋と皆さんが集まり食事等をする

リビングへの移動以外はほぼ歩きませんので 体を動かさずです。

外出時も車椅子です。

電話の内容は 「 血栓が出来て 両足に血液が循環しなくて壊死が始まっていて 

両足付け根から切断となります。 」

と言う事でした。


あまりの事の展開に電話口で呆然と会話していたのを覚えてます。

電話を切った後に、今までに無いほどの大量の涙がこぼれました。

翌日早朝におばさんが入院している伊勢原市内の病院に母親と駆けつけました。

おばさんの意識は無く、どうやら肺の中にも血栓が出来ており 呼吸も苦しそうでした。

母親も姉に向かって一生懸命 励ましておりましたが 病室内には荒い呼吸と人工呼吸器と 

心電計の ピー ピー という音が鳴り響いてました。


そして、私たちが病室に入り30分位したら おばさんの呼吸が穏やかになり呼吸の荒さも無くなり 

きっと薬(点滴)が効いてきたのだろうとな~ なんて思っていたら 看護婦数名が走って来ました。

その後、担当の医師がお見えになり 

両足切断しても意識が戻ることは無い可能性があるということでした。

延命措置で両足切断しても その後のおばさんの苦しみを考えると・・・



その場で決断しなくてはならない為 悩みましたが 

出した結論は両足切断はせずに五体揃ったまま送る出そうという事でした。

しかし、その決断をした数分後におばさんは 

先に亡くなったおじさんと水子の元へ旅立っていかれました。



涙が止まらなかったのを覚えており 母親にも 「 お前泣きすぎだよ 」 

なんて言われるほど自然に涙が出てました。


私の中では おばさんの死に目に立ち会えた事がせめてもの慰めとなっています。


その後、火葬、お墓への納骨と事は進みました。



成年後見人は 被成年後見人(おばさん)が亡くなった時点で効力は無くなります。

成年後見人ではなくなっても 親戚として処理することはもう少しあり今度は財産分与となります。

私もおばさんの生前中に 遺言書等はないか調べましたが 遺言書は無いです。

財産分与をするには 相続人を確定しなければなりません。

家庭裁判所の担当者に確認しましたら、 

おばさんの親からおばさん兄弟姉妹の全ての戸籍謄本が必要とのことです。

大体の相続人は分かっていたのですが、各人の戸籍謄本をこちらにそろえて

相続人の確定を進めていましたら

一番下の弟さんは漁師で 奥さんが妊娠中に遠洋漁業中に海で 

不慮の事故に遭い亡くなっていますが  

そのお子さんも今回の相続人となるようでした。


そのお子さん(Kさん 女性)は 私も東京近郊に住んでいる親戚も

一度もお会いした事無い人でした。


先に亡くなったおじさんの方は おじさん方の親戚とは疎遠になっており

一度も連絡がつかない感じでございます。


そのKさんは母親兄弟の出身地でもある 宮城県石巻市に住んでいるという事が分かり

書面を郵送して内容を説明しました。

しかし Kさん本人も怪しい手紙と思っているらしく信用してもらえませんでした。

それはよく分かっております。・・・

いきなり手紙で 相続人ですので一度お会いしたいなんて言われたら誰でも怪しむのは当然です。

後日、新幹線、在来線と乗り継いで 石巻市まで行きお会いしました。

その時に大まかな内容をご説明したのですが、

財産分与とだけお話しましたので 相続金をもらえるのか、もしくは借金の相続なのかが分からず 

お会いしましたが、まだ信用していただけないようでした。

借金は無いのですが、いくら相続金がもらえるとどうかは 

相続人が全員いる所で発表しないと不公平となるため 

詳しい内容は申し上げることは出来ませんでした。


その後 私の母親と再度訪問すれば信じてもらえますか? と言う事で

数日後に 再度石巻市に訪問しました。

高齢の母親のため 今度はクルマでの移動となりました。

そして、やっと信用頂けたようで、 その数ヵ月後にKさん夫妻も東京近郊まで出てきてもらい 

相続人全員が集まったところで 相続内容の発表となりました。

相続内容は 皆さんが納得出来る金額でした。


相続人が相続金を相続する時に ある一定の金額を超えると税金が発生します。

相続人が複数いて 遺産分割がスムーズに終わらせる為にも 

なるべく相続人に手間をかけないようにと 税務署に相談に行ったりして色々調べて行く中で 

今回の件では税金が発生しないとの事でした。

遺産分割の分割方法は 基本的に相続人同士で話し合いで決めるのですが、

相続人が複数人いると話が進まなくなる場合がありますので 分割方法は私が決めました。

Kさんもやその他の相続人含め 相続金の分配は揉める事も無くスムーズに話が進みました。


あと一つ出来ればで良いのですが という事で条件を付ける訳では無いのですが、

「 おじさん、おばさん、水子の3人がお墓の中とは言えやっと一緒になれたので 

3年間は一緒にお墓の中で過ごしてもらい その3年間は私がお墓を管理しますので 

その間に 一度でもいいのでお墓参りをしてください。 」  と言いました。


お金を貰って終わりでは おばさん一家も浮かばれませんので、

各相続人の良心に問いかけるように話をしました。

墓参りに行ったかどうかは いちいち調べたりしませんが 3年間という意味を相続人それぞれに

思ってもらえればと私も思っておりました。


そして3年が過ぎ 今後はお墓を継ぐ者がいない為 2019年2月上旬に 

神奈川県某所にある霊園のお墓からお骨を取り出し 

そちらの霊園にある供養塔に合祀という運びとなり 今回の一連の事柄全てが終了となりました。


ここからはnavi-fit自身のことですが、その3年間というのが

気持ち的にどうしてもブログを書く事が出来ず

今こうして3年間(トータル8年4ヶ月)が終わり、

一つ肩の荷を降ろしたという感じで ホッとしております。


読んでくださる皆様、お客様には関係無い事で ブログ更新を休んでいたこと 

大変申し訳ございませんでした。

また、今回の一件で内容に不快に思われた方がいましたら誠に申し訳ございません。



またこれから少しずつブログ更新して行けたら良いと思っております。

(超マイペースとなります。!)



昭和生まれの nai-fit が そろそろ平成最後を迎えるのこの時期に 

こうして仕事のご依頼をいただける事に 本当に皆様に感謝でございます。 


今後も精進したいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。




長文にお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。



navi-fit



グループホームへ入居

春は確実に近づいてますね。

日向にいるだけで なぜか楽しくなります。


またまたですが、前回の話の続きとなりますのでお付き合いください。

興味の無い方は スルーしてください。




おばさんも 例外的措置で急遽グループホームに入居となりました。

ただし痴呆のため 金銭管理がまったく出来ない状態でございます。

私もそのような事態を経験した事も無く どうしたら良いのか色々調べたり聞いたりして分かったのですが 

おばさんの 成年後見人 にならないと おばさんの財産管理が出来ないということが分かりました。

成年後見人は 管轄の家庭裁判所が 申請した人を審査してOKであれば家庭裁判所により任命されます。


親戚間では誰もおばさんを面倒見れる人はおらず、

成年後見人を外部の人に依頼いた方が良いのかな~ なんて考えも多少ありましたが、

無知とは恐ろしい物で 

「 同じ人間がやる事だから 自分にも出来る! 」

なんて勝手に思い込み 私が成年後見人に申請いたしました。

数週間後、管轄の家庭裁判所より 「 面接に来てください。 」 と連絡があり

小田原市にある横浜地方家庭裁判所まで行き 面接をしました。

そしてまた数週間後には 正式に成年後見人になり、おばさんの財産管理が出来るようになりました。


成年後見人になっても その証明は 「 登記事項証明書 」が無いと 市役所や金融機関では証明になりません。

その登記事項証明書の発行は navi-fitは東京ですので 千代田区九段南にある 東京法務局 での発行となります。

それを取りに行って自宅に帰っててきたら 物凄い地震が・・・


そうです。東日本大震災の発生した日でした。

震災で被災された方もちろんですが、東京都内でも一時大変な状況でした。

ガソリンが手に入らない なんて事があり ガソリン欲しさにあちこち車を走らせた覚えがあります。


おばさんは もうグループホーム以外で生活は出来ませんので 

成年後見人の役割としては おばさんが生活する上で必要な入金管理や支払いを行ったり 

所有している財産を現金化したり、住んでいた県営アパートの家財道具一式を処分して 明け渡さないといけません。

亡くなったおじさんと 少々早いですが、痴呆で過去の記憶がほぼ無いおばさんの形見分けとして 

もう誰もいない県営アパートに 母親兄弟を東京、埼玉から車で連れて行き 

欲しい物は何でももらってくださいという感じ(財産以外)で いろいろな物をもらってもらいました。

後日、市役所に紹介して頂いた産廃業者と私の立会いの元 家中の家財道具一式を処分となりました。

財産の現金化も文字で書くと簡単ですが、実作業は想像を超える大変さでした。

また、時々ニュース等で 成年後見人がお金を使い込んで逮捕される なんてニュースを聞くと

悲しくなった事を覚えております。


成年後見人は すべての金銭管理(すべての入出金の管理)と 

すべての財産の目録を作成して家庭裁判所に一年に一回報告しなくてはなりません。

もちろんお金ですから 何円単位まで細かく報告しなくてはなりません。

navi-fit は絶対に使い込みはしていませんので不安になる事は無いのですが、

それでも報告資料一式を家庭裁判所に郵送して 問題なし と結果が出するまではヒヤヒヤします。


グループホーム入居後のおばさんは 最初は慣れない事もあり グループホーム側も大変だったようですが、 

私も 最低でも2ヶ月に一度は必ずグループホームにお邪魔して おばさんとお話したり

グループホーム内での状態を 施設の人から報告という形でお聞きしておりました。

気候の良い時は 一緒に亡くなったおじさんのお墓参りに行ったり ちょっとドライブと言ってグループホームを抜け出して

回転寿司を食べたりと、おばさんも少しずつ穏やかさが戻ってきました。


ちなみに今回の件の 最初からおばさんが亡くなるまで navi-fit 自身の事は 親戚(甥っ子)とは理解してもらえず

親切なおじさん的な感じで理解されていたようです。


その後おばさんが亡くなる 2016年1月後半頃までは 何事も無く数年が経ちました。

今思えば その時点で西東京市から神奈川県伊勢原市の訪問回数は 余裕で100回以上通ってました。

ちょうどこの時期に navi-fitブログの更新が止まってしまった頃です。

誠に申し訳ございません・・・。


今回も少々長くなりましたので また次回にお話いたいと思います。

また、内容に不快に思われた方がいましたら誠に申し訳ございません。


次回が最終回となります。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。



navi-fit



それは1本の電話から始まりました。

navi-fit でございます。

作業ご依頼を 何時もご依頼を頂く方、
また一度とは言え 快くご依頼を頂く方 誠にありがとう御座います。


前回のブログでも書きましたが、 

今回から不定期ですが、 私 navi-fit がなぜ3年間もブログを更新しなかったり理由を

少しずつお話したいと思います。

興味の無い方はスルーして下さい。




それは2010年11月初旬の午前中に 親戚の人(母親の兄さん)から 

母親宛てに1本の電話からはじまります。


「 姉さん(母親の姉)の旦那さんが亡くなったから様子を見てこい ・・・ 」


母親兄弟姉妹は 順番に言いますと

女  男  女(母親)  男  男(死亡)  男(死亡)  の6人兄弟です。

その長女の旦那さん がお亡くなりなったと言う事で ・・・ (ご冥福をお祈りいたします)

この内容からでも分かる人とは ??? となると思いますが、

この6人兄弟の 上2人 と 母親の関係が 現在では考えられないほどの上下関係なんです。

言うほうは命令すれば終わりですが 言われる方の身としては この上無いストレスです。


そのころ 私 navi-fit も いろいろ有り 実家に戻って今の仕事を創めて数年が経った頃で 

「 親戚事は断れない 」 と言う事で 翌日早朝におばさん(母親の姉さん)の住んでいる 

神奈川県伊勢原市 まで急遽向う事となりました。


当日、 タイミングよく 葬儀屋さんがいて 葬式の事を決めているようでしたが、

肝心のおばさんは 痴呆のため しかも旦那さんが急にそばに居ないため 

パニックになっていました。

その為か、母親と私のことも理解できずに 「 どなたさんですか? 」 の一点張りで

母親も私も タダタダ困惑しておりました。

その日は東京に戻り 兄さん(母親の兄)や そのほかの兄弟にも連絡しましたが 

葬儀には誰も参加しないとの事でした。


翌々日午前中に おばさんの自宅の近くにあるセレモニーホールでお葬式があるとの事で

翌々日も早朝から 母親を連れて喪服を着て また伊勢原市に向う事となります。

葬儀場のあと 火葬場に向かいますが

おばさんも一連の事の流れを理解できずにいるのを見ていて 

私もタダタダ涙がこぼれて止まりませんでした。

ちなみにおばさん夫婦には 子供はおらず水子が一人おりました。



お骨を抱えておばさんの家に戻りましたが

おばさんは足が悪く 近所に買い物も行けない程の 歩行困難で

痴呆症 と 歩行困難 で 今住んでいる県営アパートから出れなくなり

今度生活はどうなるんだろう?  真剣に悩みかけましたが

ご近所の方のアドバイス等で その当日に伊勢原市役所の包括支援センターの方に奇跡的に連絡が取れ

伊勢原市が紹介する グループホーム に入れるように段取りを取っていただく事となりました。


グループホーム に入居の際には 医師の診断やその他いろいろ手続きがあるのですが、

今回 一人では生活できない ということで 

しかも グループホーム も 入居者一人はすぐ大丈夫 ということで

数日後に 急遽 グループホーム に入居となりました。

入居までの数日間も ご近所の方や伊勢原市包括支援センターの方のサポートのおかげで

何とか入居日まで生活出来たと言う感じでした。

入居の際には母親も私も安心したのを覚えております。


少々長く(?)書いてみましたので 今回はこの辺で終わります。

この続きは次回にお話いたします。



最後までお付き合い頂きありがとうございます。



navi-fit



年始のご挨拶です

思い返せば 約3年間に渡り 記事も上げずに


あいつは一体 生きているのか?


それとも 死んでしまったのか?


もしくは 廃業か? 


もしくは お前誰だ?



??? ・・・ 


??? ・・・


疑問は尽きなく 今さら何だ!





これが このブログを見ていただいてる皆様の感想かと ・・・


navi-fit 本人は今までと変わりなく ご依頼を頂いた仕事をさせていただいておりましたが ・・・



実は 約9年前から始まった とある案件で苦労しておりました。


そして その案件がそろそろ終わりを迎えます。(2019年2月初旬)

終わりを迎えるとなると 苦しさも一転して 寂しさを感じます。


終わりになりましたら 心の内も含め このブログに

今後の記録も含め 数回に分けて綴っていきたいと思います。


基本的には 仕事のブログですので ご依頼頂いた皆様に 感謝のブログです。
何時も本当にありがとうございます。


あまり内容のハードルを上げるつもりはありませんが 

もう少しお待ちくださいね。


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